マッセルバラリンクス (Musselburgh Links) - 競馬場もあるぞ -

行ってみたいリンクスベストテン+1、第二弾は首都エジンバラからほど近い、 全英オープン開催コース、スペルが難しくて困るMusselburgh Links, The Old Courseです。

全英オープン開催コースと言えば、セントアンドルーズを始めとして、一人では予約が取りにくい、とんでもなく高いプレーフィー等、一般サラリーマンが旅行がてらプレーするにはハードルが高く、もしスコットランドに行く機会があっても私は敬遠してしまいそうですが、マッセルバラリンクスは、過去6回のThe Open開催実績がありながら、今でも数千円でプレー出来てしまう有り難いコースです。1700年代から存在している様で、1800年代には現在ミュアフィールドをホームコースとする、オナラブルカンパニーオブエディンバラゴルファーズなどの古いクラブもここをホームコースとしてスタートしています。そして、1800年代後半に6回全英オープンが開催されました。昔ながらの9ホール。日本で9ホールというとこぜまいショートコースをイメージしてしまいますが、ここは由緒正しきリンクス、もちろんショートコースではなく、歴史を感じながらのプレーができます。

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(向こうに見える白い柵が競馬場のラチ- Golf East Lothian HPより)

さらに、ここマッセルバラリンクスは、競馬場の中に位置しているという特別なコース。その競馬場(Musselburgh Racecourse) も1816年開場、日本で言えばダービーが行われる東京競馬場に対する京都競馬場みたいな位置づけ(?)の、スコットランドでも中心的な競馬場です。ちなみにスコットランドダービーは、グラスゴー近郊のエア競馬場で開催されます。エジンバラ近郊のここマッセルバラでは、現在は競馬が中心と言った感じで、競馬開催時にはゴルフの方のスタート時間が制限される様ですが、ラウンド後に競馬観戦も可能で、一粒で二度おいしい、一日中愉しめるリンクスです。昔しばしば訪問した阪神競馬場の中にもゴルフコースがあった様な記憶があります(私の学生時代なので、もう30年くらい前の話です)が、ここをまねたのかな?

Map
(Google Mapで見るとこの通り、トラックの内側全部ゴルフコースです)

近代競馬もゴルフと同様、英国(イングランドスコットランドを一緒にしてしまうと彼の国の方々に怒られそうですが)が近代発祥の地ですが、本場イングランドアイルランドにはさまれて、スコットランド競馬の話は日本ではほとんど聞きません。ゴルフと共に謎のスコットランド競馬を探検するという楽しみがあるのも、ここに行ってみたい理由の一つです。