リンクスへ (3) - いざリンクスへ -

ついにスコットランドへ行く日がやってきました。スコットランドへの行き方はいろいろありますが、直行便はありません。基本は、ヨーロッパの航空会社でその国のメイン空港を経由してエジンバラグラスゴーに入る方法でしょう。日系の航空会社を使いたければ、ロンドンから車でという方法も可能ではありますし、予算に余裕があればロンドンからBAやLCCライアンエアーなどの国内線に乗り継ぐという手もあります。私は、当時一番安かったのと、エジンバラへの乗り継ぎや到着時間もちょうど良かったKLMオランダ航空にしました。ロッテルダムスキポール空港経由です。

出発当日、ちょうど台風が近づいてきていていきなりピンチです。出発前に家でインターネットで調べると、とりあえず飛行機は飛んでいる様なので出発。でも成田エクスプレスが止まっちゃわないか心配。成田に着いたら風はびゅんびゅんで、とりあえず様子見という事で飛行機も遅れている。でも1時間ほど遅れてなんとか飛び立った。飛び立ってしまえば飛んで行く方向は台風がいる方向とは逆だからもう大丈夫。スキポールの乗り継ぎ3時間見ておいて良かった。もし飛行機が遅れて乗り継ぎ便に乗れなかったらどうなっちゃうんでしょうね。なによりそんな緊急事態に英語でやり取りしないと行けないのが苦しいでしょう。という事で、ほっと一安心。

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(エジンバラ城からウェイヴァリーステーション方面を望む)

旅行での緊急事態と言えば、仕事で初めて一人でフィリピンに行った時、マニラ空港に到着して入国審査の列に並んでいると、リーーーンと警報が、そして天井からはもくもくと煙が湧き出てきました。何言ってるかわからないけど、だれか叫んでいるぞ、さらに次々とガラスが割れる音がする。どうやら火事らしい・・。そんな、どうしよう、と困っていると、審査に並んでいる列の人々を誘導する事も、何かアナウンスする事も無く、真っ先に入国審査官が逃げて行ってしまいます。さすがだ・・・。入国審査の列に並んだ人たちもそれを見て一瞬ポカンとした後、次々と入国方向へ逃げます。なんだか良くわかりませんが、そうなれば自分も逃げるしか無いでしょう。という事で、初フィリピンはパスポートに入国スタンプ無しの、不法入国状態。仕事だったので、あとで会社の方から入国管理局に連絡してもらい、もう一度空港の入国審査の列まで行ってパスポートにスタンプを押してもらってめでたく合法化されました。入国審査官に、火事でスタンプを押してもらえなかったんだと言ったら、自分が真っ先に逃げたくせに、火事(Fire)じゃなくてボヤ(Smoke)だと言い張っていました。しかし、会社でなんとかしてくれなかったら、どうしたらいいかわからなくて、本当に不法入国者にされていたかもしれません。

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(エジンバラ空港の出発ロビーのカフェ)

本題に戻って、スキポールはでかい空港で意外と時間もあったのですが、両替はエジンバラについてからしようと思って円しか持ってなかったため、本場のハイネケンを一杯やる事も出来なかった。ドルでもちょっと持っているといいかも。円でも使えたのかな?
スキポールからエジンバラまでは意外とすぐでした。エジンバラ空港は首都の空港としては小さな空港で、また外人があまり来ないのか、英国人よりも外人用の入国窓口の方が空いていて、入国審査はすぐに終了。入国の際に根掘り葉掘り聞かれ、長蛇の列となるロンドンの入国審査とは雲泥の差でした。

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(リージェントハウスホテル。インド人の人がやっていると思われる小さいホテルです。)

エジンバラのホテルは、駅からも近くシングルルームがあったRegent House Hotelです。空港からリムジンバスでエジンバラのウェイヴァリー駅まで行って、駅からタクシーですぐでしたが、ゴルフバックとスーツケースを持っての移動は超大変だったので、空港からタクシーにすれば良かったです。7月半ば、夜10時近い到着でしたがまだ明るかったです。この日のエジンバラは宿泊のみで、翌日からはレンタカーを借りていよいよリンクスへ向かいます。まずは、北へ、北へ。

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(リージェントハウスホテルのシングルルーム。Wi-Fiもつながりました。)
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(リージェントハウスホテルの朝食)