「二度目のリンクス」 - アイルランド編 7. エールの魂が宿る Gweedore Golf Club -

アイルランド共和国公用語は英語とアイルランド語ですが、第一公用語アイルランド語だとなっています。リンクスのことを調べていると、スコットランドアイルランドの話の中で、ゲール語とか、ケルト語とかが出てきます。ゲール語ケルト人(昔ヨーロッパ中にいましたが、ゲルマン人やローマ人勢力に押されて、今はアイルランドスコットランドウェールズ、フランスの一部辺りに住んでいる様です。)が話していたケルト語の一種。ゲール語にはアイルランド語スコットランドゲール語ウェールズ語などがあって、それらは結構違う様です。ゲール語は決して英語の方言ではなく、英語とは全く異なる言語で英語と意思疎通はできません。Wikipediaによるとアイルランドで日常的にアイルランド語を使っている人は非常に少ない様ですが、ゴールウェー方面では話している人もいる様です。


アイルランドのゴルフ場のHPは大抵は英語表記になっていて、頑張れば読めなくも無いのですが、時々さっぱりわからない言葉が書いてある時があります。ここアイルランド島北部はイングランドに近いせいか、アイルランド語を話す人は北アイルランドと同じ様なもので少ないみたいですが、HPに謎の言葉が並べられているゴルフコースのHPを発見しました。Gweedore Golf Club。これは英語なんだけど、なんと発音すれば良いのか良くわかりません。グウィドールで良いのだろうか?HPにキャプテンの挨拶らしき文章が記載されていますが、まさにこれがアイルランド語です。最近世の中便利になって、そんな全然わからないアイルランド語ですら、翻訳してくれるページが存在します。Gweedore Golf Clubも、アイルランド語にするとこれ、Galf Chumann Ghaoth Dobhair 。Galfはなんとなくわかるけど、あとはさっぱりです。だいたい単語が4つあるのはなんなんだ? ここGweedoreでは日常的にアイルランド語が話されていて、アイルランドで最もアイルランド語を話す人が多い街だそうです。人口は約4000人。これは、アイルランド語を覚えて行ってみないといけません。アイルランドのゴルフの魂が見つかるかもしれませんしね。

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(Gweedore Golf Club HPより)

コースは18ホール、5639ヤードと短めでパー71。OUTが37で、INが34となっています。ひねくれ者なのか、私はこういうアンバランス好きです。
グリーンフィーがなんと驚きの15ユーロ。with member 10ユーロとあるから、15ユーロはビジターのフィーだと思います。
クラブは1923年設立。コースは昔は9ホールだったものを、ここ10年くらいの間に、14ホールへ、そしてさらに18ホールへ拡張した模様です。HPの写真を見ると、景色も良さそうで結構いい感じです。
でもアイルランド語を覚えるのは厳しいなあ。「こんにちは」が、Dia duit。ディアデュイットって言うのかな?「おはよう」はMaidin mhaith。全然つながりがない。Good afternoon とGood morningの関係ではなさそうです。

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(Gweedore Golf Club HPより)

アイルランド北部は、旅行のガイドブックに出てくることもほとんどないのですが、この近辺では唯一ガイドブックに出てくるグレンベアー国立公園が比較的近いです。旅行に行かれた方々の旅行記を見ると綺麗なところですので、ちょっと寄り道したい気がします。